少しは回復するかも！？

昨日のドル・円相場は
FOMC（米連邦公開市場委員会）で政策金利据え置きが決定され一時は嫌気売りが散見されたものの、FRBによるAIG支援の可能性が報じられ高値を更新する展開となった。

本日は、日中に日銀金融政策決定会合が控える。

据え置きが見込まれているため、サプライズがない限り大きな変動要因とはならないかと予想される。

それよりも昨日大きく値下がりした本邦株価の動向に連れた値動きに注意したい。

NYダウはAIG支援策の報道で反発して引けているため本邦株価が上昇すれば円安方向へ振れる可能性もあるだろう。

また、海外時間には英BOE議事録や米8月住宅着工件数が発表される。　　

米住宅着工件数は一部で下振れも示唆されており、サブプライムローン問題の深刻さが浮き彫りとなっている今、結果次第では再び円高となる可能性があるため注視したいところだ。

ドル売りが始まるかも？！

本日は朝方にNZ7月小売売上高指数が控えており、市場では前回より悪化するとの見方が強いようだ。

連日、NZドル・円が下落している事から本指標がどう影響を与えるのかに注目していきたい。

また、日中には本邦経済指標を含め、複数発表が予定されているが特段材料視されておらず、昨日に引き続き株価の動向に左右される展開が予想される。

また、NY時間には米8月生産者物価指数、米8月小売売上高に続き米9月ミシガン大消費者信頼感指数の重要指標が控えている。どちらの指標も結果が弱い場合にはドル売り要因となる可能性が高いため注意していきたい。

なお、週末にかけてユーロ圏財務相会合、EU財務相会合が予定されており発言の内容によっては相場を大きく動かすことになるのではないか。