原油や金が下がってるから…

昨日はNY時間に米大手証券リーマン・ブラザーズの株価急落を受け、日中の上げを打ち消した。

本日は本邦経済指標発表が数多く控えているが、特に重要視されているものはなく、海外時間においても主要経済指標が予定されていないため、動意に乏しい展開が予想される。しかし、要人発言や株価、商品価格などの動きには注意が必要で、特に原油・金は共に下落が続いている事から、商品価格に引きずられる可能性は高い。

さらに、突発的な要人発言も動意づく要因になり得る。

また、オセアニア通貨は連日大きく値を崩しているが、明日は重要指標発表を控えているため、それを見据えたポジション調整が入ると、更なる安値を目指す可能性もあるので注意したい。

ポンド回復なるか！

昨日のドル・円は先週末のGSE救済措置報道が好感され、急伸してスタートしたものの終盤にかけては、クロス円に連れて弱含む展開となった。
本日の重要指標として朝方に豪7月小売売上高と欧州時間には英7月鉱工業生産が控えている。
特に英ポンドは、先週末の大幅下落により値を戻すのは容易ではないとの見方が強いが、指標の結果によっては買い要因となる可能性が高い為、注視していきたい。
なお、昨夜の米株価は全面高でスタートしたが、世界景気の早期回復は難しいとの声もあり、上昇幅を削いだ。その影響が本邦株式にどう影響を及ぼすのかにも注目していきたい。