ドル・豪の下落に注意！

昨日のドル・円はドル買い優勢となり、NY時間には109円台まで回復する場面も見られたが、引けにかけては108円半ばでの売買となった。本日は午前中の豪第2四半期GDPを筆頭に各国の注目指標が複数控えている。 豪第2四半期GDPは前回を下回る予想となっており、結果次第では豪経済先行き不安を助長し、豪ドル・円の下落を誘う恐れがある。 欧州時間には、ユーロ圏7月小売売上高や加中銀政策金利発表が注目される。 特に加中銀政策金利発表は、市場予想で政策金利を据え置きするとの見方が強いが、声明には注意が必要だ。 また、米国時間には米地区連銀経済報告（ベージュブック）が注目となるが、次回FOMCの判断材料となることから注視したい。

まだ下がるよ…為替相場

昨日は英経済悪化懸念からポンド売りをきっかけにクロス円の大幅下落となったが、108円台に回復後は米国休場のためドル・円は小動きとなった。本日はまず、東京時間に豪RBAキャッシュターゲットの発表が控えている。半年前の3月に7.00％から7.25％に引き上げて以来据え置かれていたが、前回の発表時に早期利下げの可能性を示唆しており、結果次第では昨日の下落の流れが加速しうるので注意する必要がある。 米国時間ではISM製造業景況指数が注目される。 予想では前回と同じ50.0となっているが、米・加が休場明けとなるため、閑散取引から始まった場合、結果次第では大きくぶれる可能性も想定しておきたい。