今週は小さなな動きになるだろう…

先週のドル・円は労働関係の指標の弱さを受け世界的なリセッション懸念から、一時7月以来となる水準まで安値を更新した。しかし、クロス円の買い戻しになどによって下落幅を縮める展開となった。今週は雇用統計を通過したことで、小幅な動きが予想される。しかし週末の米8月生産者物価指数（PPI）や8月小売売上高、9月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値の注目指標は見ておきたい。ユーロ圏では注目指標は少ないがトリシェECB総裁の講演が10・11日に予定されており、景気に対して言及するか注目したい。その他、下落が続いている高金利通貨では、NZのRBNZオフィシャル・キャッシュレートや豪雇用統計が控えており、要注意だ。

ヤバい！１０６円台…(汗)

昨日は、NYダウの大幅安をきっかけに、円全面高となった。ドル・円は一時106.90円台まで下落した。日中は重要指標がなく、本邦株価の動向に注意したい。 なお、欧州時間には独7月鉱工業生産が控えている。本指標は下振れ予想となり、昨日のユーロ・円は一時、始値から約4円近い下落幅がみられた為、結果次第で更なる下値拡大となりかねない。 また、米国時間は、米雇用統計に要注意だ。 最も注目される指標だけに発表までは様子見ムードが漂い、小動きな相場展開となりそうだ。なお、雇用統計の先行指標とされる米8月ADP全国雇用者数が前回を大幅に下回る結果となったことから、本指標も弱含む可能性がある。指標発表直後の動向には十分気をつけたい。